この制度は主に分娩に関連して発症した重症脳性麻痺の児に対する補償制度です。
当院ではこのような万一の事態に対処するため、今回「産科医療補償制度」に加入致しました。

「産科医療補償制度」の目的は下記に示す3つです。
1.分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児とその家族の経済的負担を速やかに補償すること。
2.脳性麻痺発症の原因分析を行い、同じような事例の再発防止に資する情報を提供すること。
3.これらにより、紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ること。


この制度について、要約してお示しします。

 Q いつからスタート?
平成21年1月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象になります。
このため、分娩機関(病院・診療所・助産所)での手続きは20年10月から開始されました。

 Q 補償対象は?
平成27年1月1日以降に出生したお子様で、次の基準をすべて満たす場合、補償対象となります。
1.出生体重1,400グラム以上、かつ在胎週数32週以上のお産で生まれていること。
または、在胎28週以上で所定の要件
2.先天性や新生児期等の要因によらない脳性麻痺
3.身体障害者手帳1・2級相当の脳性麻痺

 Q 補償内容は?
看護・介護のために、準備一時金として600万円が、その後補償分割金として総額2400万円が20年にわたり支払われます。

 Q 原因を知ることはできる?
この制度では、分娩機関が協力を行うことにより、可能な限り原因分析を行い、その結果をご家族にお知らせします。
また、それにより再発防止にも役立てることが可能となります。

 Q どこでお産をしても大丈夫?
この制度に加入している分娩機関でお産をすると、万一の時に補償の対象となります。
分娩機関がこの制度に加入しているか必ずご確認ください。

具体的な手続きとしては、この制度に加入している分娩機関では、妊産婦の皆様に、この制度の対象者となることを示す「登録証」を交付致します。
その際は皆様方に必要事項の記載などについてご協力をお願い致します。

即ち、この制度に加入している分娩機関は、平成21年1月1日以降に自ら管理する全ての分娩について補償の提供を約束していることになります。
また、分娩機関は、運営組織に取扱分娩数を申告し、これに応じた掛金を支払います。
補償対象となる脳性麻痺が生じた場合には、民間の保険会社から分娩機関に保証金となる保険金が支払われます。
また、この補償の掛金として一分娩当たり1万6千円(平成27年1月1日現在)が必要ですが、この金額は分娩機関が立て替え致します。
そのため分娩機関は皆様方より1万6千円をお預かりすることになりますが、この1万6千円は出産育児一時金に加算して支払われますので、皆様方に新たな負担は生じません。
妊婦の皆様方には万一の場合に備え、本制度に加入している医療機関で分娩されることをお勧め致します。


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